5th
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2020年5月
「 富士市内の学校休校・再開について」 市民アンケート
アンケートを元にした富士市議会議長・副議長との意見交換
5/29(金)富士市議会 一条義浩議長、笠井浩副議長に皆様からのアンケートをまとめた結果をお届けしました。
議長ご確認の上、市議会議員全員に配布させていただきました。
また、皆さんのご意見を元に意見交換をさせていただきましたので、その内容をご報告します。
一条議長
笠井副議長
ふじママサロン
コロナウイルス対策について
感染者が発生した場合のガイドラインは、教育委員会が作成したので確認してほしい。
今までは、保健所からの感染者に関する情報が少なく市内一斉休校とした。
今後は、感染者情報を元に判断していく。
判断が非常に難しい中、教育委員会が検討し、ガイドラインを作成してくれたので配布されるものを確認してほしい。
感染不安を強く感じている方は多いのか?
アンケートを取った段階で、感染を「不安」と回答している方は多い。
アンケート結果によるものではなく、肌感覚になるが現段階で学校に行かせたくないほど強い不安を抱えている人は多くはないと思う。
ただし、感染不安のため学校を欠席した場合、どういう扱いになるのかを気にされている方はいる。
感染予防のための欠席は欠席扱いとならないので安心してほしい。
文部科学省WEBサイト参照 >>
「学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル」
4.(2)保護者から感染が不安で休ませたいと相談があった場合
に記載があるので、参考にしてください。
学校再開後の学校生活について
学習への不安があることはもちろん、学習以外の面、成長に関する様々な活動が制限されることを懸念している方がいることも分かった。
主要科目以外の「学び」も学校の非常に大切な面だと思う。
オンライン授業について
富士市は、GIGAスクール構想に関して予算を7億円弱つけている。
これを前倒しで進めていく予定である。
富士市としてICTを活用した教育をどのように進めていくのか、是非、情報発信してほしい。
学校の回線が整備されておらず、容量や速度も充分でないようだ。
学校での活用や発信が満足にできないようなので早急に整備してほしい。
やりたい先生の気持ちを後押しするような取り組みを期待します。
教員向けのICT活用に関する勉強会には沢山の参加者がいたと聞いている。
家庭のICT環境についてのアンケート結果から家庭でのICT環境が充分でない割合が5~10%程度であった。
ICT環境が整っていない家庭に対しては別の方法で手厚く学習等のフォローを行い、できることから取組んでほしい。
まずは、家庭にある機器を活用し、機器の無い家庭に提供やレンタルすれば初期費用面でのハードルが下がる。
そういう方法であれば、できると思う。
オンライン家庭訪問や、オンライン授業参観であれば、家庭がどの程度対応できるか、感触をつかむことができる。
モデル地域や挙手制でやりたい先生が中心となってトライアルしても良いと思う。
オンライン家庭訪問などはすぐにできそうですね。
ICT教育を活用した取り組みは推進したいと考えている。
休校中の対応について
各種お知らせについては、印刷できない家庭にも配慮の上、配布物とまちコミなどの電子媒体で配るものを検討してほしい。
また、相談窓口などの紹介はあったが、連絡までの心理ハードルが高い。
相談する相手がいない、という声もある。
今回のアンケートで先生と子どもの電話によるコミュニケーションなどを望む声もあった。
こういった緊急事態においては、身近な学校の先生とコミュニケーションが取れると良いと思う。
わかりました。
今回のアンケート結果に「学力格差」への不安がある、とありました。
みなさんは、どういうことによって生じる「学力格差」を気にしているのか?地域によるものか?
地域による格差(学校によって対応が違う)、塾に行っている子とそうでない子の格差など、色々な格差が懸念されている。
その他
今後、富士市で制定することを検討している「こどもの権利条例」の中に全ての子を取りこぼさないための条文を検討してほしい。
保護者の意識に働きかけることや、みんなで考えていくことも大切だが、実際に困っている子を救うような取り組みもお願いしたい。
例えば、朝食を食べられない子におにぎりを配るなど、困っている子どもに手を差し伸べる取組みも検討してほしい。