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5th

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2020年5月

「 富士市内の学校休校・再開について」 市民アンケート

アンケートに対する教育委員会の回答

5/21(木)富士市教育委員会 学校教育課 教育指導室 齋藤室長、加藤統括主幹に皆様からのアンケートをまとめた結果をお届けしました。

教育委員会からは「学校と地域が協力してこの時期を乗り越えるための皆さまからの「エール」として受取ります。」とのコメントをいただきました。
また、教育長、市長にもこのアンケート結果を提出いただけるとのことです。

皆さんのご意見や不安に対して、ご回答いただいた内容をご報告します。

教育委員会

ふじママサロン

コロナウイルス対策について

学校再開にあたり、各学校がどういう取り組みをするかは、しっかりと文書で案内を行う。

対面式授業は行わない、多数が出入りする特別教室はなるべく使わないなどの対策も考えている。

感染者が出た場合のガイドラインについては、今後、フロー図を作成した中で、お示ししたいと思っている。

家庭の判断で感染予防のためお休みした場合、欠席扱いにならないかを懸念する声もある。
ガイドラインについては、検討してほしい。
コロナウイルスに関する総合的な学習の時間を設けることについての要望もあるので検討をお願いします。
マスク着用については、熱中症の危険性もある。
どういうルールを設定するか、充分に検討してほしい。

学校再開後の学校生活について

休校になった4、5月27日分の授業内容を行わなければならないので、夏休み、冬休みの短縮や行事見直しは行う予定。

行事等、早めのスケジュール連絡について

スケジュールは可能な限り早めに連絡します。
ただし、行事はできるだけ体験させてあげたいと考えている。
例えば、修学旅行はどこの学校も行かせてあげたいという気持ちが強い。
でも、今、判断をすると中止になってしまう。
ギリギリまで行事開催可否の判断を粘る可能性はあるので、ご理解いただきたい。

オンライン授業について

富士市としては、GIGAスクール構想に基づき、児童生徒一人一台のタブレット配置に向けて取り組んでいる。
オンライン授業については、家庭だけでなく学校のネットワーク環境も大きく関わってくるため、現在研究中である。

高校生は、学生自身のスマートフォン保有率が高く、家庭に受信環境があるため、市立高校は、Zoomによるオンラインでの取り組みを始めている。

小・中については、家庭でのIT環境が異なるため調査し、どの程度のことができるか検討を行っている。
Wi-fi環境が無い家庭も多く、利用できない「子どもの気持ち」にも配慮しながら進めたい。

国としてICT環境を推進する強い姿勢を感じているが、億単位での費用がかかることなので、すぐに環境を整えることについてのハードルがある。

すべての家庭にWi-fiを設置し、国がタブレット配布するのを待っていると、時間がかかってしまう。
感染の2波、3波が来ることも予測される。
オンライン対応可能な家庭を対象としてやってみる、設備上難しい家庭は、他の面で手厚くサポートするなど、是非、取組みを進めてほしい。
やってみて分かることもある。
モデル地域を定めて実際にやってみる、という方法でも良いと思う。

動画授業について

今回の休校中に独自にYou tube授業配信を行った学校もある。
また、無料の動画授業の参考サイトをお知らせした学校もある。
動画授業作成は、先生のスキルが必要。
元々、そういう技術を持っている先生はすぐに取り組めるが、そのスキルを持っていない先生はすぐに対応できない可能性もある。
教育委員会としては、取組み事例や方法等を活用してもらうよう市内の学校に紹介していく予定。

休校中の対応について

休校期間中、先生からの電話連絡が1回だけという学校があることについては、少ないと思った。
学校が持っている電話回線が少ないのでそこは家庭にご理解いただきたいが、こういった場合、家庭への連絡回数や方法について学校に連絡をしておきます。

先生からの電話連絡を希望する声が3割あった。
先生と家庭とのコミュニケーションは積極的に行ってほしい。
預かり教室については、助かったという感謝の声が上がっていた。
働く親の子ども以外にも広く子どもをサポートする仕組みだったと思う。
一方で、預かり教室に預けないという判断をした家庭で「子どもを見ながら働くのが大変」、という声も上がっていた。
「相談する人がいない」という方もいた。相談窓口の周知や学校と家庭のコミュニケーションはお願いしたい。

預かり教室についての感謝の声はありがたい。
感謝の声は直接、学校や先生にも伝えてほしい。
それが先生方のモチベーションにもつながる。

アンケートの自由記述で学校に対する配慮や学校と協力して乗り越えたいという記述が多く見られた。
学校と協力してこの時期を乗り越えたいと考えている家庭は多い。

今回のアンケート結果は、みなさんからのエールとして受け取り、教育長、市長にも内容を伝えます。

今回のコロナ感染防止対策では、子どもが一番影響を受けたと思う。
「こどもの権利条例」制定を目指している富士市として、改めて子どもの視点を大切に今後の対応を検討してください。
よろしくお願いします。

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