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2019年3月15日(金)

​静岡県議会議員選挙公開質問状

ママとわかものによる

伴すぐる氏によるご回答

ふじママサロンからの質問

  1. あなたにとって、家族や子どもとはどんな存在ですか?思い出のエピソードを添えて教えてください。
    両親や妻は私の一番の理解者であり応援してくれる存在です。
    そして子どもは元気をもらう源です。
    3年前に子どもを授かり、自分がどんな親になるのか想像もできなかったけれど、子育てをしながら思い出すのはやはり自分が両親にどうやって育ててもらったかということです。
    当たり前かもしれませんが、子育てをしていると、教科書なんてのはないんですから、親が自分をどのようにして育てたかが重要ですね。
    また妻と自分では違う教育方針の中で育った他人が夫婦になって子育てをするわけですから、時にハレーションがおきたり、言い合うこともあります。
    それでも、我が子ではあっても、個人のモノではなく、きちんと子どもの人格を認め、尊重し接することに行きつきます。
    これは私も妻もそれぞれの両親から同じように育ててもらったことを共感できた時はうれしかったですね。

  2. 幼児教育・保育無償化に際し、スタッフの確保や養成、研修に、どのように取り組みますか?
    (この質問は、無償化によって需要が高まり、職員不足を想定してされていますか?そうだとして回答します。
    まず先生の養成については学校でなければできません。
    専門の課程をもつ学校をきちんと行政を通じて議会の場からバックアップすることはできます。
    もしそれでも人材が足りないという場合は、就学資金の援助と県内就職をセットにした政策もあるでしょう。
    奨学金を得て卒業した生徒は、卒業後最低○年、県内で働いてくれれば免除するというものです。
    もう一つの課題は、短大でも4年生でも今の時代は幼保のWライセンスがなければ採用に至らない園も多くあります。
    学校がきちんとWライセンス課程を用意できるように、公立の学校であればもちろん財政的な出動をして就学環境を整備していかなければなりません。
    それでも足りず、私立学校にも養成を求める場合は、課程を限定してサポートをすることも必要です。
    研修についても、27年度から最大で10年間、Wライセンス取得の猶予期間が絶えられています。
    残り5年ありますが、まずは取得状況を調査して、遅れている場合があれば行政が積極的にWライセンス取得の機会を創出していかなければいけないと思います。

  3. 子どもの格差と貧困について、どのように取り組みますか?
    前問にも少し関係しますが、幼保が無償化になることで虐待が減るという論法をする議員が時折いますが、私は少し違うと考えています。
    無償化と義務化をすることが出来れば確かに園に来ない適齢期の児童がいた場合、発見することが出来ます。
    しかしながら、義務化されない場合、全ての親や保護者が積極的に子どもを園に通わせるわけではありません。
    中にはネグレクトや、動物を飼うような感覚で育児をする親もいるかもしれません。
    児童手当についても現金給付の場合、実際何に使われているのかは定かではありません。
    かといって、全ての児童を行政が管理するということもできません。
    これまでの結果から何らかの傾向が分析できているはずです。
    家族構成や周囲へのヒアリング、健康診断などから疑われることなどに即座に当たれる体制を整えることが必要かもしれません。
    貧困家庭の子どもに直接金品を与えることはできません。
    一方で、危険水域にその児童があれば一時的に保護できるような体制を整える必要もあります。
    これは国政課題かもしれませんが。
    現在、私は児童相談所の体制強化にも取り組んでいます。
    虐待から児童を守る法律の専門家の増員や、児童福祉司を増強し、行政による監視能力を高めることも必要といわれています。
    基本的にはまずは家庭での成長が第一ですが、それが難しい場合は、公がサポートをし、更には異変などに気が付けるコミュニティの形成を促せるような仕組みを整えたいです。

  4. 働く母親、これから働きたい母親のために、取り組めることはなんですか?
    育児もキャリアも両方求める女性にとって大変なのは、育児による時間の制約だと思います。
    まずは子どもの送り迎え。
    加えて突発的な対応。
    これらによって仕事の自由度が下がり、パフォーマンスが低下する人もいるでしょう。
    一方で、基本的に職場、預け場所、自宅が近ければ大方これらの課題は解決してしまうかもしれません。
    それを叶えるためには企業と行政が連携をし、子どもの年代に応じた保育環境の整備、もしくは企業内保育を当たり前になるように、既存の保育事業者と連携をしながら進めることで、需要を維持しながら環境を整備することが出来るのではないかと思います。
    また、単純に企業内保育園などの設置基準を見直すことよりも、一部行政と民間、民間と民間事業所が企業内保育を標準化することで、働くお母さんの負担軽減は大きく進展するのではないかと思います。

  5. ​東南海地震などを想定した防災を考えて原発再稼働への考えと、原子力防災についてお考えを教えてください。
    川勝県知事が日常的に判断しているものに賛同します。
    原子力防災については、しっかりと情報の錯そうに惑わされないために、正しい情報を知ることがまず大切です。
    地震の揺れによって炉に問題が発生するのか。地震によって発生した津波によって炉に問題が生じるのか様々です。
    事故が起きた場合、それがどの程度のレベルの事故の時はどのように動くのかシュミレーションをすることが大事だと思います。
    県のオフサイトセンターがありますが、しっかりと万が一の時には東日本の教訓を生かした、情報伝達の仕組みを構築します。

富士山わかもの会議からの質問

  1. 政治家になった動機を教えてください!
    私が大学に進学したころは社会科の教員になり、社会科(特に政治)の面白さを伝えることや、陸上競技部の顧問になって全国大会で活躍する選手を育てたいと考えていました。
    しかしながら、大学の講義やフィールドワークで教育現場の課題を知っていくうちに、政治が決断をして解決しなければいけないことや、制度の変更や設計しなおさなければいけないことを目の当たりにしました。
    今、教育現場に求め有れていることは、子どもたちに先進的な教育を施すことでも、グローバルな授業を展開することでもありません。
    確かにこれらも大切ですが、一番大切なのは先生と生徒との時間です。
    実際に現場で働かれている先生方は最大限に時間のやりくりをしながら子どもたちを教えています。
    しかしながら、休日の増加や、研修に会合。
    時間をかけて教材研究をし、一人一人の生徒と向き合うための時間が取れていないことを知りました。
    これは後になってから知ったのですが、法律によって残業代も制限されている現状は時代に合わせていかなければなりません。
    未来を生きる、未来を担う子どもたちを教え育てる先生方のサポートを政治の側面からしたいと考えるようになりました。
    そして、政治の世界に飛び込んだのが今から7年前。
    国会議員の秘書として地元富士市の皆さんの声を聴いては、友好的な県議や市議の皆さんと協力しながら相談に応じてきました。
    自己目的の為に議員をやっているような社会の印象の中で、弱者に寄り添い、課題可決に取り組む先輩の姿に憧れ、自分もこうして誰かの支えになれるような議員に成りたいと考えるようになりました。

  2. 一度、富士市を離れた若者が「帰ってきたくなるマチ」とは、どんなマチですか?
    若者が富士市を去る理由は何でしょうか。
    県のリサーチでは高校生1学年が大体32,000人で、そのうちの15,000名くらいが県外に進学していると見ています。
    その中で戻ってくるのは多くて4割程度。
    差し引き10,000人弱の若者が静岡から流出していることになります。
    もちろん、県外に目的があって出る人もいるでしょう。
    進学先が県外で、就活を進学先で行うから戻らない人もいるでしょう。
    つまり、本当に静岡や富士を嫌いになって出ていく人というのは、元来そんなにいないはずです。
    私は県議会議員なので静岡全体で考えたとき、決して静岡県が魅力不足の街だとは感じていません。
    単純に名古屋を抱える中京圏と、東京の首都圏に挟まれている地政学的な背景も要因にあると考えます
    では都会の魅力とは何でしょうか。
    端的にいえば、流行や文化に近い、それだけのことだと思います。
    何か流行のモノや食べ物がはやるとき、山手線沿線に暮らしていればすぐにそれらを入手することが出来ます。
    文化を感じたいとき、国立博物館や歌舞伎座、各種舞台芸術など、世界クラスの講演などは東京に訪れます。
    つまり、先ほどの地政学的デメリットをメリットに転換し、本県でもこれらの流行や文化をとどめてもらう仕組みを創ることが出来れば、少し魅力は上がるはずです。
    私は7年前に帰省するとき、少しも「東京を離れるのがさみしい」と思うことはありませんでした。
    それは距離的にもそこまで遠いわけではないし、暮らしやすさでいえばよっぽど富士の方が快適な時間を過ごすことが出来ています。
    静岡の人は自分の故郷のことは好きだと思います。
    しかしながら、新卒でいきなり帰郷を促すよりも、少し都会の荒波でもまれ、疲れて働き方を少し考えるようになる30前後のタイミングの世代に向け、しっかりと働く場所や生活しやすい空間を維持、もしくは先ほどの流行や文化を整えることで、若者たちは少し歳を重ねて帰ってきてもらえると思います。更に、結婚や出産を経た世代は子どもを中心に考える世帯もいるはずです。
    働くことと、生活を送る環境を整えることが出来れば、これも追い風になると思います。

  3. 政治家の1日のスケジュールを教えてください!
    議会がある日の一日
    6:00 時起床
    7:00~8:00 街頭から議会報告
    9:30 登庁して議会の準備
    10:30~15:00 議会
    17:00頃 富士に戻る
    何も予定が無ければ議会の質問の整理や議会便りなどの執筆、要望の整理と確認
    予定がある場合の種類:弔問、懇親会など
    ​【議会がない日の一日
    6:00 時起床
    7:00~8:00 街頭から議会報告
    相談を受けている事柄に関係する行政機関巡りや現場確認(いわゆる政務調査活動)
    12:00 なるべく地元の人が経営している食堂で昼ご飯
    13:00 議会の質問をするために専門家の意見を聞くために会社などを訪問
    17:00以降は開会時とさほど変わらない
    休日
    基本的に休むと決めた日はきちんと家族と過ごす。ただし、電話などがあれば応対する。

  4. 若い頃の夢とそのエピソードを教えてください!
    今でも十分若いと思っています(笑)
    小さい頃は今川焼の職人さんになりなりたかった。小さい頃はデパートのお店の前で何時間も観察をしていた。でも、大学生の頃にアルバイトで夢をかなえた。
    いつの時も、強く思えば夢は叶えられると信じるタイプ。本気になれば成し遂げられないことはないと思うタチ。

  5. ​最後に以下の5の小問にお答えください!

  • 好きな芸能人
    川口春奈

  • カラオケの18番
    大空と大地の中で(松山千春)

  • 学生時代のアルバイト
    今川焼職人

  • きらいな食べ物
    とくにない

  • ​テストの点数が悪いとき親になんて説明する?
    怒る親でないので説明せずそのまま報告。理由は単に勉強不足だよね。​

実際にご回答いただいたファイル >>
WordでいただいたものをPDFに変換してあります。

伴すぐる氏 ウェブサイト >>

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